トランポリン競技

 トランポリン競技とは、10個の種目を連続して行い、その技の完成度・安定性、技の難易度、跳躍の高さを競うスポーツです。原則として、連続して行う10個の種目はすべて異ならなければなりません。また、途中でストレートジャンプをしたり、跳躍出来なかったりしたら、中断として扱われ、やり直しはできないという、非常に厳しいルールです。

 技の完成度・安定性、跳躍高さを追求するための基礎を作るためには、反復練習が必要であり、単調な繰り返し練習に耐える精神力も必要です。また、腹落ち・背落ち・宙返りなど日常では経験出来ない種目に対しては、恐怖を感じるのが普通であり、それを克服する精神力も必要です。さらに、10個の技を連続して完成しなければならないことから、演技中には集中力が必要です。以上から、運動能力に加え、非常にメンタル面の強さを要求されるスポーツです。

 

 なお、トランポリン競技には、トランポリン個人競技、トランポリンシンクロナイズド競技、ダブルミニ、タンブリングの4つの競技があります。この他レクリエーションスポーツとしてトランポリンシャトル競技があります。

 このうち、トランポリン個人競技はオリンピック種目、トランポリンシンクロナイズド競技はワールドゲームの種目になっています。しかし、国内においては、国体、インターハイの種目にはなっていません。

 現時点で国の行う公式スポーツ大会でただ1つ公式競技になっているのは、全国スポーツレクリエーション祭の公式競技となっているトランポリンシャトル競技のみです。その全国スポーツレクリエーション祭も2011年を持って終了することになりましたので、トランポリンを国体種目、現在選手育成、全国普及に努めており、2010年度から競技検定が整備されました。

 

注意